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業務用エアコンの掃除・お手入れ
業務用エアコンの掃除・お手入れはされていますか?
「取り付けた当初のまま、リモコン以外に触っていない」だなんてことはないでしょうか?
業務用エアコンは家庭用のルームエアコンとは異なり、複雑な構造となっています。だからといって掃除やお手入れを怠るとさまざまな問題が生じてしまいます。
業務用エアコンの掃除を怠ったことにより生じる問題
さまざまな問題が生じてしまうことが考えられますが、主には以下のようなものが考えられます。
電気代が高くなる
エアコンの吸い込み口にはおおよそフィルターが設置されています。エアコンのフィルターが埃やカビなどによって目詰まりを起こすと、十分な空気を吸い込むために、通常よりも大きな負荷がかかってしまい、電気代の高騰につながってしまいます。
冷えない・暖まらない
フィンに埃やカビなどが付着すると、熱交換率が悪くなり、エアコンの能力を十全に発揮できなくなります。そのため、お部屋が冷えない・暖まらないなどの症状が生じてしまう場合があります。
故障しやすくなる
汚れがで原因で業務用エアコンが故障してしまう場合があります。先にも記載したように、目詰まりが生じたことにより、モーターなどへの負荷も通常よりかかってしまいます。また、汚れが漏水や劣化の要因となる場合もあります。
悪臭の原因となる
カビや埃は悪臭の原因となる場合があります。アレルギーを引き起こしてしまうなどの健康被害が生じてしまう場合もあります。
自分で業務用エアコンの掃除をする
では、具体的にはどのようにすれば、自分で業務用エアコンのお手入れができるのでしょうか。
フィルターを掃除する
フィルターを掃除する手順は以下の通りです。月に1回程度はフィルター掃除をすることをオススメします。
1.エアコンの電源を落とす。
エアコンの電源プラグを抜く、或いは、エアコン専用のブレーカーを落としてください。フィルターを外す際に電気部分に接触すると感電してしまいます。
2.フィルターを外す。
フィルターは業務用エアコンの機種によって設置されている箇所が異なります。取り扱い説明書を参照して、格納されている箇所を確認し、取り外してください。
3.フィルターを洗う。
まずは、掃除機などでフィルターに付着した埃などを吸い取ります。その後、中性洗剤などをを薄めたぬるま湯などを使用し、水洗いします。水洗いの際には、硬いブラシなどは使用せず、スポンジや歯ブラシなど、柔らかい素材を使用してください。また、強くこするとフィルターが破れてしまう原因にもなります。
4.フィルターを乾かします。
汚れを落としたら、しっかりと乾燥させてください。乾燥は陰干しで行います。天日干しをすると、太陽熱などによりフィルターが変形してしまう場合があります。
5.フィルターを取り付けます。
フィルターを取り付けしてください。きっちりとフィルターが収まっていないと、落下や破損の原因となります。
外装を拭く
フィルターを乾かしている間に、外装を拭くことをオススメします。特に、フィルターが設置されていたグリル部分には、埃が付着していることが大半です。掃除機などを使い、埃を吸い取り、水拭きをします。
※注意点※
・外装はプラスチックや樹脂などであることが多いため、割れないように優しく拭き取りをして下さい。
・また、基板や配線などは絶対に触らないでください。電気部分が濡れるとショートしてしまう場合もあるため、触れないようにしてください。
・天井カセット形・天井吊形・壁掛形等は落下しないように細心の注意を払ってください。
自分で掃除できない部分
業務用エアコンを自分で清掃できる部分は主にはフィルターの掃除と外装の拭き取りです。
それら以外の、熱交換器(フィン)・ドレンパンなどの清掃は専門の業者さんへ依頼してください。家庭用のエアコンとは異なり、業務用エアコンの構造は複雑です。分解するにも専門の知識が必要となります。
最後に
業務用エアコンの清掃をすることで、電気代を抑えたり、機器の寿命が延びたりとメリットはたくさんあります。
ぜひとも、業務用エアコンの掃除・お手入れを行ってください。