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業務用エアコンは家庭で使える?
店舗やオフィスで業務用エアコンを見かけることは多いかと思います。業務用エアコンは家庭用のルームエアコンに比べて、スタイリッシュな印象のものや大きい能力のものがあり、「自宅に設置したい」とおっしゃられる方も増えつつあります。
そこで、今回は業務用エアコンは一般のご家庭に設置できるのか、少し考えてみたいと思います。
・・・・・・というか、一般のご家庭であれ、業務用エアコンを設置する事はおおよそ可能です。
ただ、一般のご家庭に業務用エアコンを取り付けするにあたり、さまざまな条件がありますので、今回はその条件等について、簡単にまとめてみました。
家庭で業務用エアコンを使うための条件1:形状
業務用エアコンと一口に言っても、よく見かける、天井カセット4方向形や床置き形といった、さまざまな形状があります。
主にご家庭で使用される、業務用エアコンの形状は以下の通りです。また、形状によって必要な条件が異なります。
・天井カセット形(4方向)(2方向)(1方向)
天井に設置するため、室内機の重量に耐えれるだけの天井の強度が必要。また、埋め込み設置するため、梁の位置や天井の懐の高さも重要となります。
・天井吊形
天井カセット形と同様に天井に設置するため、強度が必要です。また、天井下に貼りつくように設置する機器のため、天井から床までの高さが十分でないとなりません。
・床置き形
床上に設置する業務用エアコンです。そのため、室内機を設置するスペースがお部屋にないとなりません。また、家具などの障害物が多いお部屋だと、風が届かないため、お部屋を冷やすことができません。
・壁掛け形
ほぼ、ルームエアコンと同形状の業務用エアコンです。ただ、大きな能力の壁掛け形となると、家庭用ルームエアコンよりもかなり重量のあるものとなるため、壁の強度がないと、設置できません。
また、業務用エアコン全般に言えることですが、家庭用ルームエアコンよりも大きいため、設置するスペースが必要となります。
家庭で業務用エアコンを使うための条件2:電源タイプ
業務用エアコンには電源タイプが単相200V電源と3相200V電源の2種類があります。業務用エアコンは家庭用ルームエアコンのようにコンセント電源ではないので注意が必要です。
・単相200V電源
一般家庭で使用される、電灯契約で使用可能な電源です。ブレーカーが単相200Vに対応しているのであれば、使用可能です。ただ、単相200V電源に対応している業務用エアコンは3馬力までとなっており、それ以上の能力の業務用エアコンを設置するには、3相200V電源が必要となります。
・3相200V電源
一般的に動力電源と呼ばれる電源タイプです。3相200V電源を使用するには、電力会社さんと別契約が必要となります。3相200V電源の契約は基本使用料が高く、電気の使用量が安くなっています。
3相200V電源は基本使用料が高いため、あまり家庭向きではありません。年間のエアコンの使用量が高い場合や4馬力以上の業務用エアコンを設置する場合を除き、基本的には単相200V電源の業務用エアコンを設置することになるかと思います。
家庭で業務用エアコンを使うための条件3:お部屋の広さ
業務用エアコンは家庭用ルームエアコンに比べて、風量・能力が大きいものが大半です。業務用エアコンの最小クラスの機器でも、家庭用の14畳用程度の能力となります。※メーカーや機種によります。
もし、過剰な能力のエアコンを設置した場合、運転と停止が頻繁に繰り返されるため、電気代が上がってしまう可能性があります。また、冷えすぎたり、暖まりすぎたりと、ちょうどよい温度に設定することが難しくなってしまう場合があります。
お部屋に適した能力の業務用エアコンを選ぶ必要があります。
家庭で業務用エアコンを使うための条件4:その他の条件
業務用エアコンを家庭で使用するための条件をすべて書ききることはとても難しいです。
上記以外の設置条件としても、室外機の設置場所・配線や配管の経路・お部屋のレイアウトなどさまざま条件を勘案しなければなりません。
基本的には一般家庭でも店舗や事業所でも、業務用エアコンを設置するには、現場調査などを行い、実際に導入できるかの確認が必要となります。
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