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業務用エアコン工事 業者の選び方
業務用エアコン工事 業者の選び方
エアコンの工事を請け負っている業者はたくさんありますが、その中から自分のニーズに合った業者を選ぶことは至難でしょう。自らの求めるニーズに合わない業者に工事を依頼すると、想定と違った仕上がりになったり、そもそも施工が完了しなかったりと、大きな問題となることもあります。
そこで今回は、少しでもに優良な――お客様のニーズに合った工事業者を選ぶことができるように、目安となる条件についてお話をしたいと思います。
1.条件:空調設備業者であること
まず、当たり前のことではありますが、依頼する業者が空調設備業者であることを確認しましょう。空調設備業者とはその名の通り、空調機器に関する設備の工事を請け負っている業者さんです。
昨今では、家庭用ルームエアコンはDIYで取り付け可能――といった動画が散見されます。確かに、家庭用ルームエアコンであれば、少々の知識と技術があれば、取り付けができるかもしれません。
ですが、業務用エアコンとなると、そうはいきません。
配管のルートも複雑になります。また、配管の溶接や電気工事等も必要な場合があり、かなりの専門知識と技術が要求されます。
2.条件:実績が豊富であること
業務用エアコンの工事には専門の技術が必要です。それは、一朝一夕では手に入ることはありません。実績があるということは、それだけ多くの現場に対応しているという証です。
施工途中での内装や工事内容についての仕様変更等は多々あります。豊富な経験と実績があれば、それらにも臨機応変に対応してくれることでしょう。
3.条件:事前の現場調査を行ってくれること
業務用エアコンの工事の内容を概ね複雑内容が多くあります。そのため、業務用エアコンの工事に際しては必ず現場調査を行い、機器の据え付けするスペースはあるか、配管ルートが確保できるか、といった内容を確認してもらう必要があります。
また、事前に現場調査を行ってもらうことで、しっかりとお客様と業者さんとの間で仕上がりについてのイメージを共有することができます。
現場調査を行わなかった場合、現地の状況によっては機器を設置できないだなどということにもなりかねません。
4.条件:保証があること
先述したとおり、業務用エアコンの工事は複雑であるため、高度な知識と技術が必要です。保証を付けるということは、工事内容に対してしっかりと責任を持っているということの現れでもあります。
工事のみを請け負っておられる業者さんも多くいるので、機器の保証だけでなく、工事内容に対しても保証をしてくれるのか、必ず確認をする必要があります。
5.条件:フロンガス回収を行ってくれること
フロンガス(冷媒ガス)はエアコンの配管内を通っています。フロンガスを圧縮・収縮することで温度変化を行い、熱を行き来させています。
そんなフロンガスですが、フロン排出抑制法という法律によって、適正に処理することが定められています。フロン類を回収業者に引き渡さず機器を廃棄すると、1年以下の懲役、または、50万円以下の罰金が適用されます。
フロンガスの処理を適正に行える業者さんを選ぶようにしましょう。
6.条件:見積書を提出してくれる・見積もり内容を説明できること
業務用エアコンの工事業者さんによっては、明確に見積書を提出せずに、「大体○○万円ぐらいですね」と口頭のみで金額を提示する業者さんもいます。ですが、それでは見積もり内容に対して金額が適正であるのか判断ができません。
また、見積もり内容の金額を説明できないと、あとから追加料金が発生すると言われてしまうこともあります。
しっかりと見積書を提出してもらい、不明な項目については、業者さんに確認をするようにしましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
業務用エアコンの設置を請け負っている業者さんは多々おられます。少しでも、参考になればと思います。
ただ、安いからといった理由で業務用エアコンの工事業者さんを選んでしまうと、後々、問題が発生してしまう場合があります。
施工技術が低いと、機器自体の寿命を縮めてしまうことにもなります。
金額だけで業者さんを選ばず、しっかりと納得できる工事業者さんを選ぶようにしましょう!